人が語る言葉
さゆみさんの言葉に、たびたびグッと心を掴まれるんです、私。
『大地の花咲き』の村上さゆみさん↑
「いくらでも『あれが悪い』『これが悪い』って言える状況なのに、誰一人そういう事を言わなくて。みんな『やれる事をやろうよ』って言ってくれる、それが本当に嬉しくて。」
「すべて進化のマックスに来ているというのを肌で実感している。八方よしの全員がよくなるシステムじゃないと、取り合うなかには繁栄ない。」
「数字ってすごいよね、数字に捕まるよね、急に不安になったり。」
「この方法が未来につながると思ってやっているから諦めるわけにはいかなくて、でも実際それを運営するのにどうやってやっていったらいいのか。現実と夢の、やりたいことと評価のギャップみたいな。」
なかでも一番キタのはコチラ
「がんばるっていう事しか知らなかったから。(中略)その時一瞬にして、自分が間違ってたっていう事を。どっちがいいとかどれが正しいかとか(中略)どっちが偉いのかとか、そういう優劣をつけてきたっていう事を、大地の顔を見た時にすごいわかって。」
そうなんです、私もそう思ってきました。
たいていの事は「がんばればなんとかなる」って。
無意識のうちに優劣をつけて、人や物を見、判断していた。
でも、そうではない。
さゆみさんは、それを、大地くんの死を目の当たりにして受け止めた時に、身体と心で、肚でわかったんですね。
私には肚でわかるような経験はないのだけれど、3年前に会社を辞めてからその事が少しずつ、時間をかけて、ゆっくりとですが理解できるようになりました。
「正しい正しくない」でも「優劣」でもなく、
「がむしゃらな努力と根性」でもなく。(←いや、これは必要な時もあるかな・笑)
子どもの成長とともに、子どもの友達やママ友との会話の中でも、わかるようになってきたかな。
ウン十年も持ち続けてきた意識って、そんな簡単には変わらない。
でもこういった映画で、生身の人が語る言葉を聞いた時に、自分の中で何かが繋がる、スイッチが入ることがあります。
上映会をすることで、みなさんと一緒にそんな経験を積み重ねながら、自分も変化していきたいのです。
大地くんの花↑
自分のためにやっている、ドキュメンタリー映画の自主上映会です(笑)
参加申込はこちら↓
『大地の花咲き』上映会 2016年4月10日 - こくちーずプロ(告知'sプロ)